一般財団法人滝井記念財団

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 当財団は、日本武道の普及振興に活動している方々を支援したいという創設者滝井治仁の意思に基づき設立されました。
 国内だけでなく海外で活躍されている武道家の皆様は、武道そのものはもちろん究めておられますが、言語も風習も異なる諸外国で活動するにはいろいろと不便なこともあり、活動の支援を希望される方々がおられたようです。
 創設者自身も武道をたしなんでいたため、微力ながら力になれれば、という思いで助成活動を開始したと聞いております。

 今や武道は、各国の軍隊や警察組織にも広く取り入れられ、護身術としても有用であり、映画にもなっていますので、肉体的・技術的な側面に目が行きがちですが、武道のすばらしさは精神的な面にもあります。
 武道の理念は、心技体を一体として鍛えることによって、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する、社会の平和と繁栄に寄与する人間形成を図ることにあります。

 日本武道館が認定するのは、柔道・空手・合気道・剣道・相撲・少林寺拳法・なぎなた・弓道・銃剣道の9団体ですが、他のどの武道をとっても武士道の精神が息づいており日本古来の伝統文化として変わりはありません。
 今後とも創設者の志を受け継ぎ、武道を中心としたスポーツ全般の普及振興に貢献出来ますよう努力していく所存でございます。

 尚、平成24年より日本語学校の運営を開始しました。武道などの普及振興に協力すると共に、日本語の普及、日本文化の発信に寄与して参りたいと考えております。
 皆様のご高配に感謝申し上げますと共に、今後ともご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

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